2023.1 KENDOJIDAI 撮影=西口邦彦 「構えを安定させ、刃筋正しく打ち切ることを常に意識しています」と宮崎県警察剣道師範の谷川教士は言う。八段合格をめざすにあたり、剣道を一から見直した谷川教士が求めたのは動じない心を養い、心の隙をとらえることだった。 谷川幸二教士八段 たにがわ・こうじ/昭和40年生まれ。高千穂高校から東海大学に進み、卒業後、宮崎県警察に奉職。全日本選手権、全国警察大 […]…
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2023.1 KENDOJIDAI 撮影=西口邦彦 「相面、出小手は相手の心を動かさなければ打てません。合気になり、結果にこだわらず左手軸で攻め、すなおに技を出すことが大事です」と中村館長は強調する。東京修道館で日々指導にあたる中村館長が相面、出小手を打つコツを解説する。 中村福義教士八段 なかむら・ふくよし/昭和23年東京都生まれ。東京修道館三代目として、祖父中村彦太、父中村鶴治の指導により、4 […]…
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2023.1 KendoJIDAI構成=寺岡智之写真=西口邦彦 「相手の竹刀を触ることで、中心を制しつつ相手の剣先を殺すことができます」。八段大会で2度の優勝経験を持つ船津晋治範士はそう語る。どうすれば相面や出小手を打つ好機を生み出すことができるのか。相手を引き出す技術を中心に、船津範士の実戦と指導の経験から語ってもらったー。 船津晋治 範士八段 ふなつ・しんじ/昭和30年生まれ、長崎県出身。西海 […]…
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2023.1 KENDOJIDAI 構成=寺岡智之写真=西口邦彦 東海大学で男子監督を務める天野聡教士は、出ばな技の技術について「攻め勝つ」ことと「一拍子の打突」が大切だと語る。歴史ある同大学剣道部においても、この技術は連綿と受け継がれているそうだ。出ばな技を身につけるためには、日ごろからどのようなポイントに気をつけておかなければならないのか。天野教士にその方法論をうかがったー。 天野聡教士七段 […]…