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  • 出ばな 小手

    相面・出小手は必修科目だ(船津晋治)

    2023.1 KendoJIDAI構成=寺岡智之写真=西口邦彦 「相手の竹刀を触ることで、中心を制しつつ相手の剣先を殺すことができます」。八段大会で2度の優勝経験を持つ船津晋治範士はそう語る。どうすれば相面や出小手を打つ好機を生み出すことができるのか。相手を引き出す技術を中心に、船津範士の実戦と指導の経験から語ってもらったー。 船津晋治 範士八段 ふなつ・しんじ/昭和30年生まれ、長崎県出身。西海 […]…

    2023年5月1日
  • 出ばな 剣道の技

    相面・出小手は必修科目だ(天野聡)

    2023.1 KENDOJIDAI 構成=寺岡智之写真=西口邦彦 東海大学で男子監督を務める天野聡教士は、出ばな技の技術について「攻め勝つ」ことと「一拍子の打突」が大切だと語る。歴史ある同大学剣道部においても、この技術は連綿と受け継がれているそうだ。出ばな技を身につけるためには、日ごろからどのようなポイントに気をつけておかなければならないのか。天野教士にその方法論をうかがったー。 天野聡教士七段 […]…

    2023年4月24日
  • 剣道の技

    面技を磨け(矢野博志)

    2021.1 KENDOJIDAI 全日本剣道連盟から対人稽古自粛要請が解除されて約5ヶ月が経った。矢野範士も感染予防に十分配慮し、稽古を再開した。その内容は面技を中心とする打ち込み稽古。「剣道は面に始まり、面に終わる」と言われて久しいが、理想の面技を身につけるべく、いまも精進を欠かさない矢野範士に、留意点をうかがった。 矢野博志(やの・ひろし)範士八段 昭和16年静岡県生まれ。相良高校から国士舘 […]…

    2021年11月8日
  • 剣道の技

    若手剣道家が実践する 面打ちの磨き方 Part3

    KENDOJIDAI 2021.1 個性を見定め理想の面をめざす 大石寛之(大阪)おおいし・ひろゆき/昭和60年佐賀県生まれ。龍谷高から大阪体育大に進み、卒業後大阪府警察に奉職。全日本選手権ベスト8(2回)、世界大会団体優勝、全国警察大会団体1部優勝5回個人3位、国体3位など。現在、同警察天王寺署剣道教師。剣道錬士六段 自然体の構えから冴のある面を打つ  私にとって、剣道の技の中でも一番剣道の醍醐 […]…

    2021年11月1日
  • 剣道の技

    若手剣道家が実践する 面打ちの磨き方 Part2

    KENDOJIDAI 2021.1 足を使い攻め抜き打ち切る 権瓶豪人(東京)ごんぺい・あきひと/昭和57年新潟県生まれ。国士舘高から創価大に進み、卒業後皇宮警察に奉職する。国体優勝2位、全国警察大会団体1部4位3部優勝個人出場6回など。現在、同警察教養課所属。剣道教士七段 鋭く、力強い踏み込みで体を崩さず面を打ち切る  面を打つにあたってポイントに置いていることは、私の剣道スタイルである足を有効 […]…

    2021年10月25日
  • 剣道の技

    若手剣道家が実践する 面打ちの磨き方 Part1

    KENDOJIDAI 2021.1 基本の積み重ねが会心の面を生む 髙添政史(山梨)たかそえ・まさし/昭和53年山梨県生まれ。堀越学園高から亜細亜大に進み、卒業後、山梨県警察を経て、現在、警察大学校術科教養部助教授。全日本選手権出場、全日本東西対抗大会出場、全日本都道府県対抗大会出場など。剣道教士七段 強さ、潔さの体現理想の面打ちをめざして 「正々堂々の真っ向勝負」、面技と言えば、やはりこの言葉が […]…

    2021年10月18日
  • 剣道の技

    面技を磨け(井島 章)

    2021.1 KENDOJIDAI 新型コロナウイルス感染症が終息するまでの暫定的な試合・審判法が全日本剣道連盟より発表された。本番に向けて磨きたいのはやっぱり面技。だれもが認める会心の一本を打つための留意点を一流剣道家が詳解する。 面技を磨き、追究することで剣道の質を高める 面技がなぜ重要なのか。その根拠を理解し、年齢や錬度に応じた正しい面技や面打ちを認識すべきだと井島教士は説く。面技が与える印 […]…

    2021年10月11日
  • 剣道の技 攻め 構え 溜め

    剣道研究室:新里知佳野

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    2021.1 KENDOJIDAI ぎりぎりまで相手の中心を攻め、乗りながら面を打つ  この度、剣道時代様より「面」についての取材記事の依頼を受け、これまで私自身が取り組んできた稽古や試合がフラッシュバックしたと同時に、競技者から指導者へと変わり、学生たちが打った「あの日、あの時の面一本」が感慨深く蘇ってきました。  面は切り返し、打ち込みといった稽古においても一番数をかけて学ぶ技だと思います。自 […]…

    2021年2月1日
  • 剣道の技

    王者は面をどう打つか:佐藤博光

    ※この記事は『剣道時代 2012年2月号』に掲載されたものです。 「相手が入ってきたところを打つのが剣道だ」  最初に剣道の手ほどきを受けた延岡修道館の甲斐富嘉先生は我々にいつも言っていました。剣道は相手と対峙し、攻め合いのなかで隙をとらえるものですが、隙の中でも相手が動こうとした瞬間を打てるように日々稽古しています。剣道には「構えの隙、動作の隙、心の隙」と三つの隙がありますが、動作の隙はどんな強 […]…

    2019年12月9日
  • 剣道の技

    王者は面をどう打つか:寺本将司

    ※この記事は『剣道時代 2012年2月号』に掲載されたものです。 剣道はなぜ面なのか。これぞ会心の面。面を打ちたいあなたのために寺本将司、髙鍋進、北条将臣、佐藤博光があきらかにする。 寺本将司(てらもと・しょうじ)/昭和50年熊本県生まれ。白坪剣道愛育会で剣道をはじめ、花陵中、熊本工大高、国際武道大と進学する。学生時代は大きなタイトルに恵まれなかったが、大学卒業後に進んだ大阪府警で素質が開花。チー […]…

    2019年11月4日