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剣道の技

  • 攻め 溜め

    先を懸けて勝機をつくれ(東良美)

    2024.4 KENDOJIDAI 「剣道は攻撃あって守りなし。常に向かっていく気持ちが大事です」と東良美範士は強調する。常に向かっていく気持ちで相手を崩すには、左半身を意識した構えで相手に圧力をかけ、主体的に打突の機会をつくっていくことが大切だ。 東良美 範士八段  剣道を続けていると「先が懸かっていない」「待っている」などと指摘を受けることがあると思います。剣道は練度が上がると目に見えない気の […]…

    2024年4月15日
  • インタビュー 全日本剣道選手権大会 攻め

    先を懸けて勝機をつくれ(大城戸 知)

    2024.4 KENDOJIDAI 構成=寺岡智之撮影=西口邦彦 ひさびさの出場となった今年度の全日本選手権でベスト8まで勝ち上がり、観客を沸かせた大城戸知錬士。ここ数年、稽古で取り組んできたのは〝技前〟の充実だと言う。「技前の作業を丁寧に行なうことが、相手の見えない先をとることや、打突の機会につながっていきます」。そう語る大城戸錬士に、自身が実践している技前や見えない先の重要性について語ってもら […]…

    2024年3月25日
  • 発声

    おどろくべき発声の効果とは?(神崎 浩)

    KENDOJIDAI 2014.11 神崎 浩 教士八段 昭和35年宮崎県生まれ。延岡高校から筑波大学、同大学院を経て大阪体育大学で教鞭を執る。主な戦績として、全日本選手権大会出場、全国教職員大会団体優勝、全日本都道府県対抗優勝大会優勝、全日本選抜七段選手権大会3位、全日本東西対抗大会出場などがある。現在は大阪体育大学体育学部教授、同剣道部総監督を務める  現代剣道における発声には、以下のような意 […]…

    2024年3月4日
  • 発声

    おどろくべき発声の効果とは?(東永幸浩)

    KENDOJIDAI 2014.11取材=土屋智弘撮影=西口邦彦  発声はそれぞれ独特で、長く気合をかける方もいますが、今の私は大きく短く腹から出すようにしています。試合ですと蹲踞より立ち上がり、打ち間に入る前に腹から大きな声で短く「ヤーッ」と発声します。相手に臨む気持ちは、開始の礼以前から作り上げていきますが、実際、試合が開始されますと、相手から先に発声する場合もありますし、私からの場合もありま […]…

    2024年2月26日
  • 発声

    おどろくべき発声の効果とは?(矢野博志)

    KENDOJIDAI 2014.11 構成=寺岡智之撮影=徳江正之 「声を出すことは、攻めや打突など剣道のすべてに通じてきます」と矢野博志範士は語る。矢野範士が誌上で述べる、知っておかなければならない発声の効果とは? 矢野博志 範士八段 やの・ひろし/昭和16年静岡県生まれ。相良高校から国士舘大学に進み、卒業後、助手として同校に勤務する。昭和61年より同大学教授となり、平成23年に退職する。主な戦 […]…

    2024年2月19日
  • 構え

    最高の構え、最高の一本(島村剛史)

    2024.1 KENDOJIDAI 構成=寺岡智之撮影=西口邦彦 現在、警視庁剣道師範として後進の育成に励む島村剛史教士は、構えに関して強いこだわりを持ち続けてきたそうだ。「構えには身構えと心構えがあり、その二つが備わってこそ、誰もが認める打ち切った打突につながっていくと思います」。島村教士の構えのこだわりや打突へのつながりについて、これまでの経験をもとに語ってもらった―。 島村剛史 教士八段 し […]…

    2024年2月12日
  • 構え

    最高の構え、最高の一本(岩切公治)

    2024.1 KENDOJIDAI 撮影=西口邦彦 剣道指導者を養成する国際武道大学は、剣道を正しく求めていく筋道として正しい構えの習得に重点を置いている。常に左拳を正中線に納め、正しい構えから、会心の一本を打つ。監督の岩切教士に稽古を行なう上での要点について語ってもらった。 岩切公治教士八段 いわきり・きみはる/昭和41年宮崎県生まれ。高千穂高校から国際武道大学に進み、卒業後、同大学の教員となる […]…

    2024年1月15日
  • 剣道の技

    仕かけ技を徹底的に磨け(佐藤 博光)

    2023.11 KENDOJIDAI 撮影=西口邦彦構成=土屋智弘 鮮やかな出ばな面で人々を魅了してきた佐藤教士。仕掛け技を磨いたことで、自らの溜めや相手の引き出し方に新たな境地を見い出したと語る。今夏、最高峰の八段に合格した佐藤教士に、審査へ向けて行った対策を踏まえつつ、仕掛け技について伺った。 佐藤博光 教士八段 さとう・ひろみつ/昭和48年宮崎県生まれ。高千穂高校から大阪体育大学に進み、卒業 […]…

    2023年12月18日
  • 剣道の技

    仕かけ技を徹底的に磨け(髙鍋 進)

    2023.11 KENDOJIDAI 撮影=西口邦彦 全日本選手権、世界大会で第一線を走り続けた髙鍋進教士が、今年8月名古屋で行なわれた八段審査において初挑戦で合格を果たした。 ここ数年の稽古で心がけていたのは、「打って勝つ」ではなく「勝って打つ」剣道。その中で仕掛け技を磨いてきたという。 髙鍋 進 教士八段 たかなべ・すすむ/昭和51年熊本県生まれ。PL学園高から筑波大に進み、卒業後神奈川県警察 […]…

    2023年12月11日
  • 剣道の技

    仕かけ技を徹底的に磨け(鍋山隆弘)

    2023.11 KENDOJIDAI 撮影=西口邦彦 筑波大学を率いる鍋山隆弘教士八段の代名詞と言えば、豪快な面技である。左足でいつでも打てる状態をつくっている。その準備が攻めの基軸となり、攻めて打つこと、引き出して打つことを自在にしている。 鍋山隆弘教士八段 なべやま・たかひろ/昭和44年生まれ、54歳。福岡県出身。今宿少年剣道部で剣道をはじめPL学園高校から筑波大学へと進学。高校時代はインター […]…

    2023年12月4日