剣道の技

若手剣道家が実践する 面打ちの磨き方 Part3

2021年11月1日

KENDOJIDAI 2021.1

個性を見定め理想の面をめざす

大石寛之(大阪)
おおいし・ひろゆき/昭和60年佐賀県生まれ。龍谷高から大阪体育大に進み、卒業後大阪府警察に奉職。全日本選手権ベスト8(2回)、世界大会団体優勝、全国警察大会団体1部優勝5回個人3位、国体3位など。現在、同警察天王寺署剣道教師。剣道錬士六段

自然体の構えから冴のある面を打つ

 私にとって、剣道の技の中でも一番剣道の醍醐味を感じる技が「面技」です。攻め合いの中から相手の中心を割って入り、居着いた相手の中心を打ち抜く「面技」は芸術すら感じる魅力のある技だと感じています。この「面技」について私が意識して心がけていることを5点挙げます。

1、間合

 まず「間合」ですが、一般的に間合といえば、「遠間」「触刃の間合」「交刃の間合」「近間」と大まかに4つに分けられます。間合と一口に言ってもその距離は十人十色で、個人の身体的特徴や、運動能力、竹刀の握りの幅(柄の長さ)といった点によって変わってきます。自分自身の個性をよく理解し、一足一刀で技の展開ができる間合(目測)を研究し、見つけることが大切です。

2、機会



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