連載 香田郡秀の剣道授業

香田郡秀の剣道授業:4時限目 面に対する応じ技

2020年3月9日

※この記事は『剣道時代 2013年10月号』に掲載されたものです。

筑波大学教授香田郡秀教士八段がはじめて誌上で完全公開する剣道授業。あの原田悟も、あの髙鍋進も、あの村山千夏も……。筑波大学出身の活躍剣士はみんなこの授業に参加した。あなたもかれらと同じ授業を受ける。

  • 1時限目 基本動作
  • 2時限目 仕かけて面
  • 3時限目 仕かけて小手
  • 4時限目 面に対する応じ技
  • 5時限目 小手に対する応じ技
  • 6時限目 稽古法

香田郡秀(こうだ・くにひで)/昭和32年長崎県生まれ。長崎東高校から筑波大学に進み、長崎県高校教諭を経て筑波大学の教員となる。主な戦績として、世界選手権大会個人優勝、全日本選手権大会3位、全国教職員大会優勝などがある。筑波大学大学院人間総合科学研究科教授、筑波大学剣道部長。剣道範士八段。

 応じ技は、相手の仕かけてくる技に対して応じて打つ技です。相手の技に対して、返す、すり上げる、抜くなどの方法で相手の技を封じ、瞬時に攻勢に転じます。これらの技は、相手の打ちを待って対応するのではなく、不用意な技を引き出して打つことが重要です。

 面に対する応じ技は、面すり上げ面、面返し胴、面返し面、面抜き面などがありますが、いずれも相手を引き出し、打突を受ける動作と打つ動作を瞬時に行なわなければなりません。

 この動作が遅れると、相手の打突の勢いに押されてしまい、打突を有効にさせることが難しくなります。面は小手に比べると動作は大きくなりますので、相手の動きをよく見て、充分に技を引き出してすり上げる、返す、抜くことが求められます。相手が打ち切る前に応じると、打突を打ちやめてしまうこともあるからです。間合と見切りと体さばきを正確に行なうようにします。



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