KENDOJIDAI 2024.10
インタビュー=寺岡智之
写真=笹井タカマサ
日本代表初選出から12年、前回大会から6年。安藤翔選手の剣士としての歩みは、つねに日本代表とともにあった。キャプテンとして挑んだイタリア大会の話題を中心に、剣道人生を捧げてきた日の丸への想いに深く切り込む―。
全員で勝ち取った世界一の称号
大きな目標を成し遂げ次に向かう先は
そして迎えた大会当日。男子日本代表10名は、安藤選手を中心に完全な一枚岩となりイタリアでの優勝を誓っていた。ここからは安藤選手の生の声で世界一までの道のりをたどっていきたい。
ー大会初日の女子個人はベスト4を日本選手が占める結果となりました。そして、大会2日目は男女団体の予選リーグだったわけですが、チームの仕上がりはどう感じていましたか。
「選手全員、気持ちは充実していましたが、予選リーグは少し硬かったかなと思います。タイ戦では先鋒の大平選手が引き分け、星子選手も一本勝ちでした。身体に触れられただけで歓声があがり、自分たちは今世界大会で戦っているんだと痛感したと思います」
ーキャプテンとして、選手に伝えたことはありますか。
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