観戦記=吉成正大撮影=西口邦彦 現在、世界大会日本代表候補のキャプテンをつとめる渡邊タイ選手(熊本)が9回目の出場にして初の頂点に立った。 決勝の相手は、一昨年優勝、昨年準優勝と3年連続で決勝進出を果たした妹尾舞香選手(福岡)。圧倒的とも言える存在感の若手剣士の前に、今年もベテラン選手が立ちふさがった。気付けば本大会で2度の3位、世界大会で2度の団体優勝のベテランとなった渡邊選手がついに日本一の座 […]…
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2023.11 KENDOJIDAI 撮影=西口邦彦構成=土屋智弘 鮮やかな出ばな面で人々を魅了してきた佐藤教士。仕掛け技を磨いたことで、自らの溜めや相手の引き出し方に新たな境地を見い出したと語る。今夏、最高峰の八段に合格した佐藤教士に、審査へ向けて行った対策を踏まえつつ、仕掛け技について伺った。 佐藤博光 教士八段 さとう・ひろみつ/昭和48年宮崎県生まれ。高千穂高校から大阪体育大学に進み、卒業 […]…
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2023.11 KENDOJIDAI 撮影=西口邦彦 全日本選手権、世界大会で第一線を走り続けた髙鍋進教士が、今年8月名古屋で行なわれた八段審査において初挑戦で合格を果たした。 ここ数年の稽古で心がけていたのは、「打って勝つ」ではなく「勝って打つ」剣道。その中で仕掛け技を磨いてきたという。 髙鍋 進 教士八段 たかなべ・すすむ/昭和51年熊本県生まれ。PL学園高から筑波大に進み、卒業後神奈川県警察 […]…
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2023.11 KENDOJIDAI 撮影=西口邦彦 筑波大学を率いる鍋山隆弘教士八段の代名詞と言えば、豪快な面技である。左足でいつでも打てる状態をつくっている。その準備が攻めの基軸となり、攻めて打つこと、引き出して打つことを自在にしている。 鍋山隆弘教士八段 なべやま・たかひろ/昭和44年生まれ、54歳。福岡県出身。今宿少年剣道部で剣道をはじめPL学園高校から筑波大学へと進学。高校時代はインター […]…