大学剣道 稽古方法

大阪体育大剣道部:地力をつける稽古 vol.1(朝稽古、素振り、切り返し、打ち込み)

2019年10月1日

※この記事は『剣道時代 2017年3月号』に掲載されたものです。

大阪体育大学では、基本的に月から土まで夕方2時間、平日週3回の朝1時間が稽古時間となっている。大学4年間の活動で、指導者としての力を蓄えること、そして日本一をめざすための技術を身に付けることが目的だ。

村上雷多男子監督の合図・指導のもと、男女一斉に稽古を行なっている。動画とともに大体大の稽古のポイントを公開する。

プロフィール
村上雷多 男子監督
平成元年北海道生まれ。桐蔭学園高から筑波大、同大学院に進み、卒業後大阪体育大助教となる。全国教職員大会団体優勝、全日本都道府県対抗3位など。剣道五段

現在、村上雷多男子監督が全体の稽古の指揮を執っている。部員たちはいずれも経験者のため、事細かな指導ではなく、稽古のコツを伝えていく。村上監督は、稽古中に「すべてを一本にするつもりで」という言葉をしばしば使用していた。素振り、切り返しといった剣道の基礎的要素を磨くところから一本にすることを意識し、質の高い稽古を心がけている。

稽古内容は、日によって多少変わるものの、素振り、切り返し、打ち込み、技稽古、地稽古、掛かり稽古、追い込みといったメニューが並ぶ。試合場が三面取れる道場の広さを利用し、追い込み稽古を行なうのも特徴だ。こうした稽古によって、基本動作の習得、つまり一本にするための土台ができあがっていく。

朝稽古:己と向き合う時間をつくる

朝稽古は平日週3回、7時15分から8時15分まで行なわれる。まず「立ち稽古」と呼ばれる稽古を10分ないし15分ほど行ない、その後地稽古を行なう。立ち稽古は、壁に向かって目をつぶり立つ、いわば「立禅」のような稽古。じっと動かず、己と向き合う時間をつくる。
「ただ立っているだけでは10分もちません。しっかり意識をしないと、意外とふらふらとしてしまいます。最初は頼りなく立っている学生も、時間を重ねると格段に後ろ姿がよくなっていきます。我慢をする、心をコントロールすることにつながります」(神﨑総監督)

壁に向かい、己と向き合う立ち稽古



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