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剣道の技

  • 構え

    活きた構え(​​北条将臣)

    2024.8 KENDOJIDAI 撮影=西口邦彦構成=寺岡智之 今年5月に行なわれた八段審査において、見事昇段を果たした北条将臣教士。世界選手権の個人優勝を例に出すまでもなく、選手として第一線で戦い続けてきた名選手だ。自身の構えや剣先についての変遷や考えを伺った。 北条将臣 教士八段 ほうじょう・まさおみ/昭和49年生まれ、神奈川県出身。横浜高校から日本体育大学に進み、卒業後、神奈川県警察に奉職 […]…

    2024年9月9日
  • 構え

    活きた構え(大城戸知)

    2024.8 KENDOJIDAI 撮影=西口邦彦 「相手と対峙した際は威圧感を与えること、自分にとって良い『構え』が攻めとして相手に伝わっているかどうか、を稽古の中で意識しています」と言う大城戸教士。特練員を退いたあとは、とくに技を発するまで緻密に攻めることに取り組んでいる。堅固な構えから攻めて崩して打突につなげるまでのプロセスを語ってもらった。 大城戸知 教士七段 おおきど・さとる/昭和59年 […]…

    2024年8月26日
  • 構え

    活きた構え(​​栄花直輝)

    2024.8 KENDOJIDAI 撮影=笹井タカマサ 「構えや剣先の作用は、常に打突に結びつけることが大切です」と栄花直輝教士は強調する。その技法を尋ねた。 栄花直輝 教士八段 えいが・なおき/昭和42年北海道喜茂別町生まれ。東海大第四高校(現東海大札幌)から東海大学に進み、卒業後北海道警察に奉職。全日本選手権大会優勝、世界選手権大会団体優勝4回・個人優勝、全日本都道府県対抗大会優勝、全日本選抜 […]…

    2024年8月19日
  • 構え

    活きた構え(​​香田郡秀)

    2024.8 KENDOJIDAI 撮影=西口邦彦構成=土屋智弘 活きた構えとは気攻めのできる構えだ。そのために重要なのは、左拳の収まりや、足腰の正しい運用、鎬を使った攻めが必須となる。明快な理論で、数々の名剣士を育て上げた香田郡秀範士に、気攻めの要諦や実戦の打ち込みにつながる構えについて解説いただいた。 ​​香田郡秀 範士八段 こうだ・くにひで/昭和32年長崎県生まれ。長崎東高校から筑波大学に進 […]…

    2024年8月12日
  • 攻め

    表を攻める、裏を攻める(今里学)

    2024.7 KENDOJIDAI 構成=土屋智弘撮影=西口邦彦 相手を攻め崩すには、表裏・上下と巧みな剣先さばきに、足さばきを伴った攻めが必要だ。いかに的確に攻めて、一本となる技につなげていくか。神奈川県の公立高校の教諭として、幾多の学校を全国大会へと導いている名将・今里教士に表裏の攻め、そして表裏の鎬を活かした応じ技について解説いただいた。 今里 学 教士八段 いまざと・まなぶ/昭和39年神奈 […]…

    2024年8月5日
  • 攻め

    表を攻める、裏を攻める(米田敏郎)

    2024.7 KENDOJIDAI 構成=寺岡智之撮影=西口邦彦 常勝・九州学院を率いる米田敏郎教士は、表裏の剣さばきこそ自身の攻めの根幹だと語る。「表と裏を攻める中で相手を不充分な状態に置くことが重要です」。そう話す米田教士に、日々実践する剣遣いの要点や思考について語ってもらったー。 米田敏郎 教士八段 こめだ・としろう/昭和44年生まれ、熊本県出身。九州学院高校から中央大学に進学し、卒業後は熊 […]…

    2024年7月22日
  • 剣道の技 攻め

    表を攻める、裏を攻める(鍋山隆弘)

    2024.7 KENDOJIDAI 「相手が何かを感じて動いたときに攻めが効いたことになります。この状況をつくるには多様な攻め方が必要になります」と鍋山教士は強調する。多様な攻め方を身につけるには、剣先の働きと間合の入り方の工夫と研究が大切。その方法を鍋山教士が詳解する。 鍋山隆弘 教士八段 なべやま・たかひろ/昭和44年生まれ。福岡県出身。今宿少年剣道部で剣道をはじめPL学園高校から筑波大学へと […]…

    2024年7月8日
  • 剣道の技

    剣道修行の要諦(右田重昭)

    2024.6 KENDOJIDAI 構成=寺岡智之撮影=西口邦彦 国士舘大学で教鞭を執る右田重昭範士は、PL学園高校から国士舘大学、そして現在に至るまで基礎基本の徹底を剣道修行の主眼においてきた。「剣道は生涯学んでいくものだからこそ、日々の稽古では必ず基本の習得に努めてもらいたい」と話す右田範士に、剣道を求めていく上での要点について語っていただいた―。 右田重昭 範士八段 みぎた・しげあき/昭和3 […]…

    2024年6月10日
  • 剣道の技 基本稽古

    切り返しで地力を養う(武井幸二)

    2024.5 KENDOJIDAI 撮影=西口邦彦 国士舘大学剣道部の切り返しは原則、9本の連続左右面を3回行なう。切り返しは旺盛な気力を養い、体幹を鍛えるなどの効果がある。工夫・研究し続けることが大切だ。 武井幸二教士八段 たけい・こうじ/昭和42年茨城県生まれ。巣鴨商業高校から国士舘大学に進み、卒業後、山形県教員を経て母校国士舘大学の教員となる。世界剣道選手権大会個人2位、全日本剣道選手権大会 […]…

    2024年5月6日
  • 攻め

    先を懸けて勝機をつくれ(岩下智久)

    2024.4 KENDOJIDAI 写真=笹井タカマサ構成=土屋智弘 先を懸ける上で必須となる「攻め」を分析すると、竹刀・足・身体の攻めに大別されると岩下教士は説く。先を懸ける気持ちが通用すると、相手よりも早く準備ができ、勝負の駆け引きを有利に運ぶことにもつながる。相手に通用する攻めを生み出し攻め勝つには?自身の試合体験や現在感じている心境を交えてお話しいただいた。 岩下智久 教士七段 いわした・ […]…

    2024年4月29日