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剣道の技

  • 剣道の技 攻め

    三つの隙をとらえて打て(林邦夫)Part1

    2022.10 KENDOJIDAI 撮影=西口邦彦 隙は「構えの隙」「動作の隙」「心の隙」の三つがあり、「隙が無かったら崩して打て」と言われる。剣道上達に欠かせない隙をとらえる技術とは。 林邦夫 はやし・くにお/昭和19年岐阜県生まれ。中京大学スポーツ科学部名誉教授、中京大学体育会剣道部師範、剣道範士八段。 「隙をとらえて打つには、隙を打たせて打つことも大切です」と林邦夫範士は強調する。年齢とと […]…

    2023年2月20日
  • 剣道の技 攻め

    三つの隙をとらえて打て(八木沢 誠)

    2022.10 KENDOJIDAI 「打突を成功させるには『捉える』という心理学的な要素が介在し、重要な役割を担っていることを理解することが大切です」と八木沢教士は強調する。相手の心理を正確に捉えることで会心の一本が生まれる 八木沢 誠教士八段 やぎさわ・まこと/昭和36年秋田県生まれ。秋田商業高校から日本体育大学に進む。同大学院修了後、助手として大学で研究活動を続ける。現在、日本体育大学副学長 […]…

    2023年2月13日
  • 剣道の技

    三つの隙をとらえて打て(島村剛史)

    2022.10 KENDOJIDAI 撮影=笹井タカマサ 島村教士が若手の剣道特練員時代、勝負を制するために注目したのが、「動作の隙」だった。動作の隙を意識することで、より「相手を崩す」「相手の隙を逃さない」といった要素を学ぶことにつながったという。高段位の剣道に近づくためのヒントは、隙をとらえることにあるのかもしれない。 島村剛史教士八段 しまむら・つよし/昭和49年神奈川県生まれ。東海大相模高 […]…

    2023年2月6日
  • 攻め

    相手を動かして打て(有馬裕史)

    KENDOJIDAI 2021.12 相手を動かして打突することは、攻めで優位に立ち、相手の心の変化を誘発させることが前提となる。その刹那を機会として一撃を振り下ろす。上段の名手有馬教士に、上段ゆえに感得される攻めや読み、相手を動かすということについて伺った。 構成=土屋智弘撮影=笹井タカマサ 有馬裕史教士八段 ありま・ひろし/昭和38年神奈川県生まれ。東海大相模高から東海大に進学。卒業後教職に就 […]…

    2022年12月12日
  • 攻め

    相手を動かして打て(氏家道男)

    KENDOJIDAI 2021.12 構成=寺岡智之写真=笹井タカマサ 「相手を動かすには、自分が動かないことです」と、氏家道男範士は言う。この禅問答のような言葉の本質はどこにあるのか。相手を動かして打つために、氏家範士が理想としている攻めとその手順についてうかがったー。 氏家道男範士八段 うじいえ・みちお/昭和26年生まれ、宮城県出身。小牛田農林高校から国士舘大学に進み、卒業後は同大学に残り研究 […]…

    2022年12月5日
  • 攻め 構え

    相手を動かして打て(花澤博夫)

    KENDOJIDAI 2021.12 撮影=西口邦彦 「相手を動かすには気持ちを動揺させること、構えを崩すことが大切です」と花澤教士は強調する。大阪ガスなどで一般愛好家を指導する花澤教士は正しい竹刀操作を習得した上で、表裏と上下、4つの攻め口を身に着けることをすすめている。 花澤博夫教士八段 はなざわ・ひろお/昭和25年愛媛県生まれ。今治北高校(大三島分校)から大阪体育大学に進み、卒業後、大阪府公 […]…

    2022年11月28日
  • 構え 素振り 自宅稽古

    理想に近づくための一人稽古(友井浩一朗)

    2022.7 KENDOJIDAI 剣道特別訓練員として長く活動してきた友井教士は、勝負の世界からいったん身を置き指導者の道を歩む中、新型コロナウイルス感染対策により対人稽古自粛となった。 そのような環境下で、あらためて自分の剣道を見直し、「正しく美しい剣道を求めたい」という思いをあらたにしたという。 友井浩一朗 教士七段 ともい・こういちろう/昭和55年熊本県生まれ、41歳。九州学院中高から中央 […]…

    2022年11月14日
  • 冴え 手の内

    手の内と打突の冴え(香田郡秀)

    KENDOJIDAI 2021.9 撮影=西口邦彦構成=栁田直子 冴えと勢いは会心の一本に欠かせない要素だ。筑波大教授の香田郡秀範士は「有効打突の要件やその要素を理解すれば、おのずと冴えや勢いについて勉強できる」と語る。 なぜ強いのか。そのことがわかるようになれば、もっとあなたは強くなる。 香田郡秀範士 こうだ・くにひで/昭和32年長崎県生まれ。長崎東高から筑波大へ進み、卒業後長崎県高校教員を経て […]…

    2022年10月17日
  • 冴え

    手の内と打突の冴え(栗田和市郎)

    KENDOJIDAI 2021.9 写真=西口邦彦構成=土屋智弘協力=東京修道館 「冴え」や「勢い」のある打突は審査や試合で評価される一本となる。そのメカニズムは如何に。当てるや叩くとは違う、斬るという行為から発展した剣道の歴史も踏まえ、正統派の剣道を体現する名手・栗田範士にお伺いした。 栗田和市郎範士八段 くりた・わいちろう/昭和31年神奈川県生まれ、64歳。鎌倉学園高から法政大学に進み、卒業後 […]…

    2022年9月12日
  • 剣道の技

    手の内と打突の冴え(東良美)

    KENDOJIDAI 2021.9 「正しい握りを実践し、打ち切ることを意識すれば打突に冴えが生まれる」と、東良美範士は語る。できていると思っていても、実際はできていないのが握りのような基礎基本の部分。東範士が実践してきた打突に冴えを生むために稽古法を紹介してもらった―。 東良美 範士八段 ひがし・よしみ/昭和32年生まれ、鹿児島県出身。鹿児島商工高校から法政大学を経て、卒業後、愛知県警に奉職する […]…

    2022年9月5日