2024.7 KENDOJIDAI 構成=寺岡智之撮影=西口邦彦 常勝・九州学院を率いる米田敏郎教士は、表裏の剣さばきこそ自身の攻めの根幹だと語る。「表と裏を攻める中で相手を不充分な状態に置くことが重要です」。そう話す米田教士に、日々実践する剣遣いの要点や思考について語ってもらったー。 米田敏郎 教士八段 こめだ・としろう/昭和44年生まれ、熊本県出身。九州学院高校から中央大学に進学し、卒業後は熊 […]…
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2024.7 KENDOJIDAI 「相手が何かを感じて動いたときに攻めが効いたことになります。この状況をつくるには多様な攻め方が必要になります」と鍋山教士は強調する。多様な攻め方を身につけるには、剣先の働きと間合の入り方の工夫と研究が大切。その方法を鍋山教士が詳解する。 鍋山隆弘 教士八段 なべやま・たかひろ/昭和44年生まれ。福岡県出身。今宿少年剣道部で剣道をはじめPL学園高校から筑波大学へと […]…
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2024.6 KENDOJIDAI 構成=寺岡智之撮影=西口邦彦 国士舘大学で教鞭を執る右田重昭範士は、PL学園高校から国士舘大学、そして現在に至るまで基礎基本の徹底を剣道修行の主眼においてきた。「剣道は生涯学んでいくものだからこそ、日々の稽古では必ず基本の習得に努めてもらいたい」と話す右田範士に、剣道を求めていく上での要点について語っていただいた―。 右田重昭 範士八段 みぎた・しげあき/昭和3 […]…
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2024.5 KENDOJIDAI 撮影=西口邦彦 国士舘大学剣道部の切り返しは原則、9本の連続左右面を3回行なう。切り返しは旺盛な気力を養い、体幹を鍛えるなどの効果がある。工夫・研究し続けることが大切だ。 武井幸二教士八段 たけい・こうじ/昭和42年茨城県生まれ。巣鴨商業高校から国士舘大学に進み、卒業後、山形県教員を経て母校国士舘大学の教員となる。世界剣道選手権大会個人2位、全日本剣道選手権大会 […]…
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2024.4 KENDOJIDAI 写真=笹井タカマサ構成=土屋智弘 先を懸ける上で必須となる「攻め」を分析すると、竹刀・足・身体の攻めに大別されると岩下教士は説く。先を懸ける気持ちが通用すると、相手よりも早く準備ができ、勝負の駆け引きを有利に運ぶことにもつながる。相手に通用する攻めを生み出し攻め勝つには?自身の試合体験や現在感じている心境を交えてお話しいただいた。 岩下智久 教士七段 いわした・ […]…
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2024.4 KENDOJIDAI 撮影=西口邦彦翻訳= 若手時代から輝かしい実績をおさめてきた井口教士は、平成28年に八段に合格した。八段挑戦の過程の中で、「先を懸ける」ことの重要性を実感したという 井口 清教士八段 いぐち・きよし/昭和44年埼玉県日高市生まれ。皆野高から流通経済大に進み、卒業後埼玉県警察に奉職する。全日本選手権出場10回、世界大会団体優勝2回、全国警察大会個人優勝など。令和4 […]…
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2024.4 KENDOJIDAI 「剣道は攻撃あって守りなし。常に向かっていく気持ちが大事です」と東良美範士は強調する。常に向かっていく気持ちで相手を崩すには、左半身を意識した構えで相手に圧力をかけ、主体的に打突の機会をつくっていくことが大切だ。 東良美 範士八段 剣道を続けていると「先が懸かっていない」「待っている」などと指摘を受けることがあると思います。剣道は練度が上がると目に見えない気の […]…
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2024.4 KENDOJIDAI 構成=寺岡智之撮影=西口邦彦 ひさびさの出場となった今年度の全日本選手権でベスト8まで勝ち上がり、観客を沸かせた大城戸知錬士。ここ数年、稽古で取り組んできたのは〝技前〟の充実だと言う。「技前の作業を丁寧に行なうことが、相手の見えない先をとることや、打突の機会につながっていきます」。そう語る大城戸錬士に、自身が実践している技前や見えない先の重要性について語ってもら […]…
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KENDOJIDAI 2014.11 神崎 浩 教士八段 昭和35年宮崎県生まれ。延岡高校から筑波大学、同大学院を経て大阪体育大学で教鞭を執る。主な戦績として、全日本選手権大会出場、全国教職員大会団体優勝、全日本都道府県対抗優勝大会優勝、全日本選抜七段選手権大会3位、全日本東西対抗大会出場などがある。現在は大阪体育大学体育学部教授、同剣道部総監督を務める 現代剣道における発声には、以下のような意 […]…
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KENDOJIDAI 2014.11取材=土屋智弘撮影=西口邦彦 発声はそれぞれ独特で、長く気合をかける方もいますが、今の私は大きく短く腹から出すようにしています。試合ですと蹲踞より立ち上がり、打ち間に入る前に腹から大きな声で短く「ヤーッ」と発声します。相手に臨む気持ちは、開始の礼以前から作り上げていきますが、実際、試合が開始されますと、相手から先に発声する場合もありますし、私からの場合もありま […]…