今回、地元開催ということもあって大いに盛り上がったイタリア。緑・白・赤の三色旗があちこちに翻っていた。盛り上げムード一色だった。
「2021年にイタリアで開催が決まってから、頑張ろうと思ってやってきました。たくさんの人達が応援に来てくれて嬉しかったです」と語るのは、バエリ男子主将、オリジオ女子主将。ちなみに2人は夫婦。
「イタリアの選手たちは、プロフェッショナルがいません。それぞれが仕事をしながら余暇を使って剣道をしています。ですから短い時間・期間を使って集まって稽古をし、他ではそれぞれの地元で稽古をするほか、自宅で剣道の映像をみて研究をしました」(オリジオ選手)
イタリアはブーツの形とよくいわれるように、南北に長い。そのためナショナルチームの稽古は月に1回、2日間ほどだという。
「研究をするようになって、技術も高くなりましたし、チームワークもよくなりました。良い試合・技術を身に付けるためにはナショナルで練習する時点でベストが出るように地元で稽古をしていなくてはできません。選手それぞれがそのような考え方ができるようになって、チームワークも向上しました」(バエリ選手)
男子は予選リーグで強豪アメリカと対戦し善戦したが1―3で敗戦。女子は予選リーグを突破し、日本に準々決勝で敗れベスト8だった。
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