2020.7 KENDOJIDAI 「打突の基礎を習得するのが素振りです。相手に操られず、崩れずに『ここだ!』という機会に捨て身で打つには、素振りでしっかりとした土台をつくることが大切です」と門野教士は強調する。打突動作の原型がすり足による素振りであることが意識できれば、素振りの質がきっと変わる。 門野政人教士八段 かどの・まさと/昭和40年千葉県生まれ。野田北高(現・野田中央高)から、開学したば […]…
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2020.7 KENDOJIDAI 「実戦で役立つ素振りをするには必ず一拍子で振ることです」と中村館長は強調する。それには瞬時に打突できる構えをつくらなければならない。実戦に直結する素振りをするための留意点を紹介する。 中村福義(なかむら・ふくよし)教士八段 昭和23年東京都生まれ。開館102周年を迎える東京修道館三代目として、祖父中村彦太、父中村鶴治の指導により、4歳の頃より剣道の手ほどきを受け […]…
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2020.7 KENDOJIDAI 岩立三郎(いわたて・さぶろう) 昭和14年千葉県生まれ。千葉県成田高校を卒業後、千葉県警察に奉職する。剣道特練員を退いた後は、関東管区警察学校教官、千葉県警察剣道師範などを歴任。昭和53年から剣道場「松風館」にて剣道指導をはじめ、現在も岩立範士の指導を請うべく、日本はもとより海外からも多数の剣士が集まっている。現在、松風館道場館長、尚美学園大学剣道部師範、全日本 […]…
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新型コロナウイルスの影響で剣道の稽古の自粛が余儀なくされています。素振りやトレーニングなど、読者の皆さんもご自宅での稽古を工夫しているのではないでしょうか。 そんななか、日本だけでなく世界の少年少女剣士に向けて、自宅での素振りをサポートする活動をしている方がいます。本記事では、可愛らしいイラストが添えられた「すぶりカレンダー」について藤本 綾芽さんにお話を伺いました。 プロフィール 藤本 綾芽(ふ […]… -
2018.6 KENDOJIDAI 素振りは切り返しや掛かり稽古に匹敵する重要な稽古法であると井島教士は説く。剣道における素振りの位置付けや錬度に応じた素振りの方法、基本からのアレンジ方法などを解説いただいた。 プロフィール 井島章(いじま・あきら)教士八段昭和32年秋田県生まれ。本荘高から日本体育大に進む。日本体育大学助手を経て、国際武道大学に赴任。女子剣道部監督、男子剣道部監督を経て、現在、同 […]…
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2018.6 KENDOJIDAI 百戦錬磨の有馬光男範士は、厳しい特練の世界を生き抜くために、素振りを日課としていた。「剣道の打突はひとつ(一拍子)で打つことが大切です」と強調する有馬範士が実践してきた素振りを紹介する。 プロフィール 有馬光男範士(ありま・みつお)/昭和18年、岡山県生まれ。西大寺高校から大阪府警察に奉職。全日本選手権大会2位・3位3回。全国警察官大会団体優勝9回・個人優勝、明 […]…
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2018.6 KENDOJIDAI 原田 悟(はらだ・さとる)教士七段昭和48年福島県生まれ。福島高から筑波大に進み、卒業後警視庁に奉職。全日本選手権優勝2位2回3位3回、全国警察大会団体優勝3回、世界大会出場など。現在、警視庁剣道師範。 本番を想定した素振りが上達をもたらす なぜ素振りを行なうのかと言えば、ただ腕力をつけるのではなく、実戦につなげていくためであると思います。では、実戦につながる […]…
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KENDOJIDAI 2019.8 市民剣士にとって稽古の時間は限られている。しかしそれ以外の時間の中で1日10分でも良いのでトレーニングをするべきである。また怪我などで剣道具を着けられない時にも一人稽古やトレーニングが有効だ。一方で日々の正しいトレーニングが怪我の予防につながり、結果として稽古の量や質を高めていく。鍵となるのは持久力。全身そして筋肉の持久力を維持する方法をスポーツバイオメカニクス […]…