インタビュー 全日本女子剣道選手権大会

優勝しても、また挑戦の日々(妹尾舞香)

2021年12月13日

KENDOJIDAI 2021.12

60回目を迎えた全日本女子選手権を制したのは、鹿屋体育大学3年・若き実力者の妹尾舞香選手だった。
「優勝しても、それはその日だけで終わり。その都度挑戦者として優勝をめざしていきたいです」
並みいる強豪を倒して手に入れた皇后杯。しかし本人はいたって冷静だった。

妹尾舞香(せのお・まいか)

平成12年福岡県生まれ。中村学園女子高時代世界大会に出場を果たし、脚光を浴びる。世界大会個人3位、インターハイ団体優勝・個人優勝、全日本女子学生大会団体3位、九州女子学生大会団体優勝個人優勝など。剣道四段

チャレンジャーとして一本を取りに行く

 妹尾選手にとって、今年の全日本女子選手権は「リベンジ」といった意味合いが強かったかもしれない。半年前に行われた第59回全日本女子選手権に出場が叶わなかったからだ。新型コロナウイルスの陽性反応がでた人との濃厚接触が疑われ、2週間自宅待機。ちょうどその最終日に、福岡県予選があった。

「自宅待機の最終日に予選があったんです。幸い陰性でしたが、『出られない悔しい気持ち』があったからこそ、今回は一所懸命稽古に取り組んで当日を迎えられたと思います」

 だからこそ、当日は優勝への強い気持ちがあったという。しかし、だからといって変な気負いも感じられなかった。「当日は、一戦一戦、目の前の試合に集中して、チャレンジャー精神で一本を取りにいきました」

「あくまで私は挑戦者」。いたって妹尾選手本人は冷静だった。



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