2022.9 KENDOJIDAI 上虚下実とは誰しも説くところだが、それを意識しただけで、力が抜けるわけではない。大技から小技へ、段階と錬度を経たのちに力は自然と抜けていくもの。力を入れる、抜くといった総合的なバランスが必要だと井島教士は指南する。力を抜くための稽古方法を解説いただいた。 井島 章教士八段 いじま・あきら/昭和32年秋田県生まれ。本荘高校から日本体育大学に進む。日本体育大学助手を […]…
-
-
2023.1 KENDOJIDAI 撮影=西口邦彦 刀法と身法と心法。剣道はこの三つの法を重視している。刀法を意識するには刃筋と鎬の効用を大事にしなければならない。より上質な剣道を身につけるための稽古法を考える。 門野政人教士八段 かどの・まさと/昭和40年千葉県生まれ。県立野田北高校(現野田中央高)から、開学したばかりの国際武道大学(一期生)に進学する。卒業後は教員の道に進み、現在は城北中学・高 […]…
-
無料記事
今回のEKCは、活躍した選手たちにこれまでの剣道ヒストリーや、目指している剣道、感じる課題を聞いてきました。この記事では、ドイツ剣道代表チームのコーチである森㟢先生に大会全体を通して感じたこと、ヨーロッパ剣道について感じる課題についてうかがいました。 1.これまでの剣道のキャリアについて教えてください。 私は福岡県出身で、小学2年生(8歳)の時に剣道を始め、筑紫丘高校、広島大学へと進学。ずっと剣道 […]… -
2023.1 KENDOJIDAI 撮影=西口邦彦 刀法と身法と心法。剣道はこの三つの法を重視している。刀法を意識するには刃筋と鎬の効用を大事にしなければならない。より上質な剣道を身につけるための稽古法を考える。 石井 猛 教士八段 いしい・たけし/昭和33年茨城県生まれ。大子第一高を卒業後、警視庁に奉職。同武道専科で佐藤博信範士、太田忠徳範士の指導を受ける。警視庁剣道副主席師範を最後に平成30年 […]…
-
無料記事
第32回ヨーロッパ大会(EKC)男子個人の部は、フランスのルカ・プシェヴウオツキ選手の二連覇で幕を閉じた。190cm台の長身から繰り出される豪快なメンが印象的で、一本を取られてもすかさず取り返す冷静さを持ち合わせている。 強豪国フランスで6歳の頃に剣道を始めたというルカ選手。なぜ剣道を始め、どのような道筋を辿ってきたのだろう。EKCに向けて行ってきた準備、今後の展望について14の質問を投げかけた。 […]… -
私が学んだ剣道、私が伝えたい剣道。範士の先生方に寄稿をお願いした。 岩立三郎 いわたて・さぶろう/昭和14年千葉県生まれ。千葉県成田高校を卒業後、千葉県警察に奉職する。剣道特練員を退いた後は、関東管区警察学校教官、千葉県警察剣道師範などを歴任。昭和53年から剣道場「松風館」にて剣道指導をはじめ、現在も岩立範士の指導を請うべく、日本はもとより海外からも多数の剣士が集まっている。現在、松風館道場館長、 […]…