世界大会で鎬を削る韓国から2名の招待選手を迎え、18 名で覇を競うこととなった今年の七段戦。決勝へと勝ち上がったのは初出場の中野貴裕選手(京都)と、3回目の挑戦となる岩下智久選手(千葉)だった。勝負を決めたのは延長で中野選手が放った面。平成24年に再起不能の大ケガを負った選手のカムバック劇に、竹刀を交えたライバルたちからも自然と祝福の拍手が漏れた。3位には内村良一選手(東京)と米屋勇一選手(埼玉) […]…
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KENDOJIDAI 2019.8 市民剣士にとって稽古の時間は限られている。しかしそれ以外の時間の中で1日10分でも良いのでトレーニングをするべきである。また怪我などで剣道具を着けられない時にも一人稽古やトレーニングが有効だ。一方で日々の正しいトレーニングが怪我の予防につながり、結果として稽古の量や質を高めていく。鍵となるのは持久力。全身そして筋肉の持久力を維持する方法をスポーツバイオメカニクス […]…
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※この記事は『剣道時代 2020年2月号』に掲載されたものです。 第67回全日本剣道選手権大会インタビュー 得意の面技で並み居る強豪を相手に一歩も引くことなく渡りあい勝ち上がった松﨑選手。その勝利の秘訣は理合に基づいて磨いた技術と、強固なメンタルにあった。強さを生み出した環境や全日本選手権に至るまでの取り組みについて伺った。 プロフィール松﨑賢士郎(まつざき・けんしろう)/平成10年長崎県諫早市に […]…
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※この記事は『剣道時代 2020年2月号』に掲載されたものです。 すべては今回の優勝につながっている出来事だった―。福岡県警察のエース・國友鍊太朗選手がついに初優勝。2度の決勝での敗戦、そして世界大会日本代表を決める強化訓練講習会での激しい競争。幾多の困難を乗り越えた先に、天皇杯があった。 プロフィール國友鍊太朗(くにとも・れんたろう)/平成2年福岡県福岡市生まれ。今宿少年剣道部で竹刀を握る。福岡 […]…
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あなたは昇段審査に臨むにあたり、どのような取り組みをされていますか?もし、なんの準備もせずに受験しているならば、この機会に「審査に臨むまで」を考えてみませんか。 プロフィール 矢野宏光(やの・ひろみつ)1968(昭和43)年 秋田県湯沢市生まれ。東海大学体育学部武道学科剣道コース卒業。東海大学大学院修士課程体育学研究科(運動心理学)修了。名古屋大学大学院博士後期課程教育発達科学研究科(心理学)満 […]…
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※この記事は『剣道時代 2013年10月号』に掲載されたものです。 筑波大学教授香田郡秀教士八段がはじめて誌上で完全公開する剣道授業。あの原田悟も、あの髙鍋進も、あの村山千夏も……。筑波大学出身の活躍剣士はみんなこの授業に参加した。あなたもかれらと同じ授業を受ける。 1時限目 基本動作 2時限目 仕かけて面 3時限目 仕かけて小手 4時限目 面に対する応じ技 5時限目 小手に対する応じ技 6時限目 […]…
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稽古は古きを学ぶこと師に学ぶ姿勢を持ち続けることが大切だ プロフィール岩立三郎(いわたて・さぶろう)/昭和14年千葉県生まれ。千葉県成田高校を卒業後、千葉県警察に奉職する。剣道特練員を退いた後は、関東管区警察学校教官、千葉県警察剣道師範などを歴任。昭和53年から剣道場「松風館」にて剣道指導をはじめ、現在も岩立範士の指導を請うべく、日本はもとより海外からも多数の剣士が集まっている。現在、松風館道場館 […]…
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※この記事は『剣道時代 2017年9月号』に掲載されたものです。 高校剣道の歴史を紐解いてみても、あの出来事はまさに〝空前絶後〟と言っていいだろう。創部1年目、1年生チームによるインターハイ出場。快挙を成し遂げた明豊高校を率いているのは、かつて日田高校を日本一に導いた名将・岩本貴光監督である。 「明豊高校には剣道を学ぶ最高の環境がそろっています。今いる子どもたちはその環境に感謝をして、長きに渡る伝 […]…
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剣道の稽古において、どんなにすばらしい剣士であっても、ただ漠然と毎回決められた稽古内容を実行するだけでは、どうしてもマンネリ化してしまいます。「マンネリ(mannerism)/マンネリズム」とは、思考・行動・表現などが型にはまり、新鮮さや独創性がなくなることです。 矢野宏光(やの・ひろみつ)1968(昭和43)年 秋田県湯沢市生まれ。東海大学体育学部武道学科剣道コース卒業。東海大学大学院修士課程 […]… -
※この記事は『剣道時代 2017年9月号』に掲載されたものです。 高校剣道の歴史を紐解いてみても、あの出来事はまさに〝空前絶後〟と言っていいだろう。創部1年目、1年生チームによるインターハイ出場。快挙を成し遂げた明豊高校を率いているのは、かつて日田高校を日本一に導いた名将・岩本貴光監督である。 「明豊高校には剣道を学ぶ最高の環境がそろっています。今いる子どもたちはその環境に感謝をして、長きに渡る伝 […]…